2009年 05月 17日
種まき |
種籾をザルにあけ水切りをする
(沢山作ってた時は種籾を網袋に入れ洗濯機の脱水機で水切りをしていた)
それから道具を準備する
すじまき器 ハケ 木枠 ならし板 など
土に水をかけ湿らしておく
種籾(約0.8合)をすじまき器の上におく
ハケを使い溝のなかに種籾を入れて行く
苗箱の上にすじまき器を合わせて置き
スライドして種籾を下に落とす
(詳しい構造は又の機会に・・・ちなみにすじまき器は18年使っている)
種籾が蒔かれた状態
通常の2~3分の1の量です
苗箱に木枠をあてがい、土をかぶせていく
種籾が動かないように、隅っこは特に注意しながら・・・
ならし板で余分な土は除き、平らにする
この後水をかける
畑に並べる
その上に網をかけておく
鳥除けと、乾燥防止のためです
そして最後にねこ除けに網で回りを囲む
ここまでが一連の作業です
通常はどうするかというと
まず種籾や苗箱の消毒などをします
種まきをしたら、箱を積み重ねシートをかぶせて保温をします
この時雑菌があると具合が悪い為に消毒が必要になります
そして芽だしをしてから外にだします
又はハウスの中でそだてます。 20日位で立派な苗ができます
例えば我が家の土だと、だんご虫やアリンコなどの生き物がいます
こんな土を消毒もせずに皆と同じように積み重ね保温したら
カビだらけで苗も駄目になってしまいます
だから種まきしたらそのままお日さまの下に並べていきます
天然の日光消毒です
そのかわり苗が出来るまでには一ヶ月はかかります
時間はかかりますがその分丈夫な苗ができます
米作りは苗半作と言われるくらい苗作りは大切な作業です
ここに至るまでには沢山の失敗をしました
専用の土を使えば何の問題もありませんが
何でも手に入る時代だけに逆に業が失われていきます
”物がある”が前提の世の中
せめて最低限の業は次の世代に伝えられたらと思っています
キコウ
by kikougama
| 2009-05-17 19:54
| 田んぼ